
こんな本も読んでいます!
先に断っておくと、私は「子供部屋おじさん」。
もちろん結婚はしていないし夫婦仲を心配するような妻もいない。
それではなぜこんな本を読んでいるかと言えば、
以前、上司に言われた言葉が関係している。
「自分が日頃手に取らないような本を読むと、
脳細胞が活性化される」とのこと。
それ以来、自分に興味関心がない分野の本でも、
たまに読むようにしているというワケだ。
実際に効果があるかどうかは不明だが、
「割引セール」に含まれていたり「ポイント」が余っている時などに
そういった作品を購入しているので、レビューをさせていただこうと思う。
経験に裏付けされた生のアドバイス!
作者は恋人・夫婦仲相談所を運営しており、
ご自身も離婚、再婚歴があり、その経験を活かして、
関係改善のためのアドバイスをしているらしい。
女性という立場なので、
妻側から相談を受けることが多いせいか、
夫よりも妻への提案が多くなっていた印象。
ただ、男性の私が読んでも納得できる例が多かったので、
実践する価値はあると思う。
女性読者の方であれば、もっと夫に対して要求をしてほしい!
と感じる方もいるかもしれないが、
そもそものコンセプトが相手を変えることではなく、
こうすれば「夫婦仲がよくなるかも?」というもの。
妻のちょっとした工夫や努力で、
関係がスムーズになることが多いので、
試してみよう的なニュアンスなのだ。
個人的に重要だと感じたポイント!
- 男性のプライドを理解する!
- アイメッセージとユーメッセージの使い分け!
- アタマの中のデータベースを育てる!
●男性のプライドを理解する!
女性からしてみれば、そんなコト気にする!?
と思われてしまうかもしれないが、
男性とは些細なことに傷ついてしまう面もある。
無意識の内に、よそのお宅との年収や出世状況、
住居や車などを比較してしまう場合は要注意!
●アイメッセージとユーメッセージの使い分け!
「I(私)」と「You(あなた)」のコト。要するに主語の問題。
「あなたは○○してくれない!」「あなたが○○だから!」など、
妻は夫を主語にしたユーメッセージで非難しがち。
ユーメッセージを使う時は、ほめる時に限定する。
アイメッセージのほうが妻の気持ちを理解しやすいので、
ポジティブなニュアンスを込めると効果的!
●感情は必ず言葉と動作に表す!
あたりまえのことだが、
感謝は口に出さなければ伝わらないので、
できる限りハッキリと口にする。
どうしても抵抗がある場合は、
手紙などにしたためるという手段もある。
不満や要望に関しても同様で、
黙っているだけで察してもらうのはNG!
直接的な行為でなくても、
ハグやスキンシップをするだけでも違う。
まとめ!
本作が出版されたのが「2008年」ということで、
今のご時勢とは合っていない部分もあるかもしれない。
ただ、夫婦仲の問題というのは永遠のテーマだったりするので、
今読んでも役立つ部分はあると思う。
最初に申し上げた通り、
本作は妻への助言が大半を占めているが、
夫が実行可能なものも含まれているため、
男性が読んでもタメにはなるハズ。
もし、自分ではできないと思っても、
妻がこういうコトを実践してきたとしたら、
それは「夫との関係をよくしたい」と思っている証拠でもある。
そう考えれば滅茶苦茶カワイイと思うので、
夫のほうは妻を大事にしてあげればイイと思う。
本作のような書籍を読む理由について、
最初にもっともらしい説明をさせていただいたが、
本音を言えば「ラブコメの延長」として読んでいるフシもある。
はたして、私が本来の意味で
本作を活かせる場は来るのだろうか……?
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