
©2024 ぶんころり,カントク/KADOKAWA/佐々木とピーちゃん
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『第4話 王子と賢者』&『第5話 魔法中年と三つ目の世界』感想
第4話では異世界メインのストーリー。
ミュラー子爵の息子2人が跡目争いをした結果、
2人ともが亡くなってしまったらしく、
唯一、残された娘のエルザが
婿を取らなければならないという展開になる。
戦況をくつがえすために、
最前線へと向かう佐々木とピーちゃん。
超強力な魔法により敵部隊を一瞬にして葬ったものの、
謎の少女の襲撃によりはぐれてしまう1人と1羽。
この敵についてはピーちゃんと互角の戦いを繰り広げており、
決着もついてなさそうだったので今後も登場しそうではある。
佐々木のほうは亡くなったと思われていたミュラー子爵と出会う。
彼はアドニス王子と共に味方からはぐれてしまったらしい。
そしてピーちゃんの正体が星の賢者であることが、
アドニス王子とミュラー子爵にバレてしまうのだった。
その後、自領へと転移した一行。
なんとミュラー子爵は内通者の存在に気づいており、
その人物をあぶり出すために自分と
息子たちの死を偽装していたというオチ。
異世界モノの貴族にしては信じられないほど優秀な人物だ。
なかなか気に入っていたキャラクターなので、
生きていたのは普通にうれしかった。
この件の功績でミュラー子爵は伯爵に、
佐々木に至っては近衛騎士という肩書を得ることになる。
第5話は現世を舞台にした内容で、
星崎さんとともに異能力者の少年を
勧誘に行くというストーリー。
ある問題が発生してしまい、その少年の発火能力が暴走。
その力を目撃した「魔法少女」に加えて、
第2話で登場した着物姿の異能力者「二人静(ふたりしずか)」も参戦する。
この「魔法少女」に関しては、
自分を魔法少女にした妖精を殺害していたり、
異能力者の命を執拗に狙っていたりとかなり物騒な人物。
実力的にもかなり強そうなので、
今後、物語にどう関わってくるのか気になるところ。
そして今回は星崎さんに見どころが多かった印象。
化粧を落とした姿も初々しかったし、
偉そうな態度の割にあまり強くないという点も
個人的には気に入っている。
なお、佐々木の「お隣さん」についても、
かなり不穏な雰囲気をまとっている少女なので、
見せ場があるとしてもおっかないものになると予想している。
異世界と現世を行ったり来たりしつつも、
テンポよく進んでいため楽しんで視聴はしているが、
物語の軸というか目的が見えづらいので、
人さまに薦めるのは難しいかもしれない。
まとめると自分的には結構好きだが、
セールスポイントを一言で説明するのが困難な作品、
という感じだろうか?
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