【アニメ】『メダリスト』第6話レビュー

アニメ

©つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会
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第6話「初戦の夜」感想

大会が終わり親の車を待っている「結束 いのり(ゆいつか いのり)」と、「明浦路 司(あけうらじ つかさ)」が語らうところから始まる。

スケートを始めたきっかけやアイスダンスに選手に至った経緯など、司の過去について詳しく描かれた。

彼をサポートをしてくれた「加護家」とのつながりについては、原作1巻の冒頭で少し触れられているが、アニメ版では省かれていた部分

その代わりに今回アニメオリジナルの要素を追加して、より濃密に見せてくれたという感じだ。


原作の通りの構成でアニメ化してしまうと、第1話の印象がかなり変わってしまうので、個人的にはこの構成にして正解だったと思う。

ちなみに加護家というのは、会社経営者の「加護 耕一(かご こういち)」、その妻「芽衣子(めいこ)」、娘の「羊(よう)」の3人家族。

かつて一家で司のことを応援してくれおり、特に病弱だった芽衣子は彼のひたむきな姿に元気をもらっていたらしい。

司のほうも選手として結果を残して一家に恩を返したいと思っていたが、芽衣子が亡くなってしまいそれが果たされることはなかった。

それがきっかけで加護家から離れていたが、耕一の説得により改めてお世話になることにしたのだった。


今回のエピソードは司の人間らしい部分が見れて非常に面白かった。

今まではいのりのコーチとしての顔しか見る機会が無かったが、加護家と接する時の司は明らかにノリが違う。

いのり相手の時は立派な大人であろうとしているが、耕一や羊に対しては意地を張ってしまったり、素直になれなかったりと「家族感」みたいなものを感じたのだ。

文句無しに名作の原作を、さらに見やすくアニメ化してくれたスタッフに感謝である!

本作シリーズレビュー



▼メダリスト – つるまいかだ / 【score1】氷上の天才
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496613688683

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