【アニメ】『もめんたりー・リリィ』第1話レビュー

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第1話「ひとりぼっちの後のさんまのひつまぶし」感想

荒廃した世界を舞台にしたバトルアクションモノ。

美少女たちが「ワイルドハント」と呼ばれる敵と戦いながら、
仲間同士の交流を描くという内容だ。

キラキラとしたエフェクトを多用しているおかげで、
画面が暗くなっていないし、
少女たちのコミカルな掛け合いを繰り広げるため、
終末的な世界観でありながら重くなりすぎていないのが特徴。

「ワイルドハント」というのは
巨人ような外見で頭部だけが機械という見た目をしており、
人類を一瞬にして消滅させる攻撃を放つ。

それに対抗するには「アンドバリ」という武器が必要で、
第1話に登場した6人の少女たちは、
それぞれ形状の異なる武器を持っている。

「グレイプニル」「ティルフィング」という、
北欧神話に関係する名前がついていたので、
そちらに由来した能力や形を有しているのだろう。


また、この世界には「ワイルドハント」のほかに、
自動で動く小さなロボットが多数存在する。

これらは人間に敵対的な行動をせずに、
ライフラインの整備を行なっているようで、
電気や水道は無事らしい。

ただ、食料に関しては生産者がいないのか、
インスタントやフリーズドライの食品ばかり。

「霞 れんげ(かすみ れんげ)」が、
そこにひと手間加える「割烹(かっぽう)」を披露して、
おいしい食事を振る舞うという流れになる。

今回も次回もサブタイトルに「料理名」が入っているので、
このくだりは必ず入るのだと思う。

第1話の時点では「れんげ」の見せ場が多いように感じるが、、
エンドクレジットや公式サイト、タイトルを見る限り、
グループのリーダーである「河津 ゆり(かわず ゆり)」が、
主人公なのは間違いなさそう。


さて全体的な感想について。

見たことない映像だったので非常に新鮮だったが、
かなり独特な雰囲気なので見る人は選びそうではある。

作画がキレイでグリグリ動く戦闘シーンは大迫力!
エフェクトの派手さもあって、
ゲーム内のような不思議な世界に夢中になれたし、
風になびく髪の毛など細部にまでこだわりを感じた

ただ、少女たちのセリフ回しはかなり特徴的で、
個性づけのために大げさにしているフシがある。

私は違和感なく楽しめたが、
わざとらしさを感じてしまう人はいると思う。

個人的には一番惹かれたのはキャラクターデザイン!

特にヒロインごとに色分けされた、
鮮やかな色彩のコスチュームが気に入った。


戦闘については迫力はあるが、
シリアスさはあまりない

一歩間違えれば存在を消されてしまうので、
緊張感のある戦いを強いられているハズだが、
少女たちのノリは軽く、それほど切迫した様子は感じられないからだ。

軽口を叩きながらそれぞれの担当をこなす姿は、
さながら放課後の部活動のような雰囲気だ。

ただそれも何か暗い過去があって、
せめて明るく振る舞おうとしているという可能性もある。

公式サイトでもストーリーや世界観、
設定についてのほとんど紹介をしていないが、
それもあえての判断だと予想している。

これから物語が進んでいくと、
本作における秘密が明かされるタイミングがあり、
そこで公式サイトが一気に更新されるのではないだろうか?

ちなみに専門用語に関しては、
作中でヒアリングしたものをそのまま打ちこんでいるため、
正しい表記かどうかは不明である点はご了承いただきたい。

どんな人にオススメかと聞かれると難しいが、
やはり女の子同士の掛け合いを見たい層だろうか?

オープニングではお色気要素も匂わせていたが、
本編には一切出ない可能性もあるので、
なんとも言えないところだ。


最後に記憶喪失の「霞 れんげ」についての妄想。

彼女の独白によると「ワイルドハント」が
この世界を襲撃してきた時の記憶はあるらしい。

そうなるとこの時点で、
すでに「アンドバリ」を所持していたわけだ。

ほかの5人は「ワイルドハント」から、
「アンドバリ」を手に入れたという経緯がある。

元々「アンドバリ」を持っていたのが、
「ワイルドハント」だとすると、
「霞 れんげ」=「アンドバリ」にはならないだろうか?

信じるか信じないかはアナタ次第!

……こう書いておけば、
たとえハズれても問題ないハズである。


本作シリーズレビュー


▼もめんたりー・リリィ~卒業までにしたい100のこと~ 第1話 – マンガUP!
https://www.manga-up.com/titles/1322
※スピンオフのコミカライズ作品。
 キャラクターは同一だが世界観は異なる模様。

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