【アニメ】『攻略うぉんてっど!~異世界救います!?~』第9話 レビュー

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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


『第9話 武道大会開始!ステージクリアに備えよ』感想


冒頭はエンヤァの幼い頃の回想シーンが描かれる。
ロボット工作に夢中だったが、
勉強をさせたい彼女の父親と口論になってしまうという内容だ。

方言について詳しくないので確かなことは言えないが、
2人が話していたのは博多弁だろうか?
田舎出身ということを表現したかったかもしれないが、
今までにそれらしいコンプレックスが描かれた記憶はないので、
正直言えばよくわからない。

エンヤァとしては自分の作ったロボットで、
世界を救いたいと夢を持っていたようなので、
救世主の精神と通じるところがある。

このように登場人物の過去や事情が明かされる点については、
視聴している側が感情移入しやすくなるので個人的には結構アリ。

というかイノーとエンヤァに関しては、
現実世界を生きている人間という設定なので、
もっと序盤にこういった要素を入れるべきだったのでは?
と思ってしまった。

主役2名に思い入れができれば、
評価は違ったものになっていたかもしれない。
……いや、さすがにそれはないか。


エルフの村にいたエンヤァとウィルフの元へ、
魔族の角を持ったナグと、ロボットのようなガラティン
2人組の少女が襲撃。
村にあった「五星のかけら」を回収していってしまった。

去り際のナグいわく、ガラティンは「知らない国」から来ており、
「五星のかけら」を集めている目的も「知らない」が、
必ず彼女に協力するつもりらしい。

いまだかつて聞いたことがない、すげー意味不明なセリフだった。

ここまでていねいに「知らない」ということを強調することに、
意味はあるのだろうか? またしても翻訳のバグか!?

そして武道大会当日。
試合の組み合わせと結果については下記の通りになる。


   ナグ VS ウィルフ(勝者:ナグ
 ゴブリン VS エンヤァ(勝者:エンヤァ
  ブトウ VS チェリー(引き分け
ガラティン VS イノー (戦闘中、決着は次回


イノーはわざとダメージを食らっていたようなので、
瀕死状態で発動するスキルを使用して、
決着をつけるという展開になるのだと思う。

ちなみに今回発見した本作の特徴について。
メインではなく、モブキャラがボケるくだりが多いということ。

別にそういったシーンがあってもいいとは思うが、
本作においてはかなりの頻度で登場している印象。

例えば今回であれば、武道大会の司会進行を任された
全身鎧の女性がそれに当たる。
彼女は最初はやる気がなくダルそうに話すが、
10時になり勤務開始時間になると、
たちまちハイテンションになって場を仕切りだす。

仕事のオンオフがハッキリしているキャラクターとして、
表現したかったのかもしれないが、
この一連のシーンが本当に必要かと問われれば疑問。


ちなみにこのキャラクターに関しては、
後輩からソフィアと呼ばれており、
一応、エンドクレジットにも名前が掲載されていたので、
イチキャラクターとして扱っているのかもしれない。

ただ、顔が描かれているわけではなく、
外見はほかの鎧兵士たちとほとんど変わらないため、
モブキャラといっても差し支えないだろう。

次にエンヤァの1回戦の相手である、
よわよわゴブリン姉妹1(CV 釘宮理恵)に関しても、
なにやらガチなのかボケなのか、
よくわからないエピソードが挿入される。

視聴者のツッコミを期待しているのかもしれないが、
思い入れのないキャラクターに尺を割いても、
効果的に働くとは思えない。


ギャグに限らず物事というのは「何を言うか?」も大事だが、
「誰が言うか?」という点も重要なのではないだろうか?

例えば、同じネタだとしてもボケとツッコミが逆だったり、
別のお笑い芸人がやったら、しっくりこないということももある。

どうしてもコメディやギャグシーンを入れたいのであれば、
誰にやらせるのが一番笑えて引き立つか?
という部分についても考える必要があったように思う。

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