【アニメ】『ゆびさきと恋々』第1話 レビュー

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©森下suu・講談社/ゆびさきと恋々製作委員会
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『Sign.1 雪の世界』感想


前提として完全初見の感想
主人公の糸瀬 雪(いとせ ゆき)は、
聴覚に障がいを持つ女子大生。

ある日、困っていたところを
波岐 逸臣(なぎ いつおみ)という男性に助けられ、
彼のことが気になり始めるという物語。

原作が少女マンガのようなので、
基本は恋愛描写がメインのストーリーになるのだと思うが、
演出面にも工夫が見られており興味深かった。

BGMや効果音、環境音については、
客観的なシーンでは普通に聞こえていたが、
雪の主観のシーンでは消えていたり、
こもったような音で表現されていたのだ。


また、聴覚に障がい持つというのが
日常生活においてどのような状態なのかを、
わかりやすく描いていたと思う。

例えば雪が朝目覚めるシーンでは、
大きく振動をする目覚まし時計が描かれていた。

聴覚に障がいがあれば当然なのかもしれないが、
いつもアラームで目を覚ましている自分としては、
恥ずかしながら考えもしなかった部分。

相手役となる逸臣については、
すでに3ヶ国語を話すことができ、
ほかにもさまざまな言語を勉強中という人物。

口数が多そうなタイプには見えないが、
人とのコミュニケーションを大切にする、
という考えを持った人間なのかもしれない。


そんな彼が雪から連絡先を教えてほしいとお願いされた際に、
「いいよ」って手話ではどう表すのか?
と聞き返す場面は今回のイチ押しシーン。

正直、逸臣の距離感やスキンシップに関しては、
彼の高身長かつイケメンというルックスありきだと思わなくもないが、
胸キュンモノとして楽しめそうなので引き続き視聴予定。

なお、本作については「通常版」「字幕版」
2種類の形式で配信されている。

内容の差異があるわけではないが、
扱っている題材が題材なので、
こういった試みは非常によいと思う。

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