【劇場アニメ】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』レビュー! 最強の娯楽作品が爆誕‼

劇場アニメ

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


作品概要


●タイトル
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
●時間
1時間32分
●公開年
2023年


ストーリー


 ニューヨークに暮らす配管工の兄弟・マリオルイージ
ある日、マリオは不思議な土管によってルイージと引き離され、
ピーチ姫が統率するキノコ王国に迷い込む。
一方、ルイージはクッパによってとらわれる。
クッパは世界征服をたくらみ、ピーチ姫に結婚を迫ろうとしていた!


ここが好き!


  • CGのレベルが最高峰!
  • 長すぎず短すぎの尺!
  • 吹き替え版のキャスティング見事!

●CGのレベルが最高峰!

『ミニオン』『SING/シング』シリーズでおなじみの、
アメリカのアニメーション制作会社「イルミネーション」と、
ゲーム製作元である「任天堂」の共同製作だけあって、
ハイクオリティなCGで世界を表現しつつ、
アクションゲームならではのダイナミックな動きを見せてくれる。


また、キャラクターだけでなく流れる水や青々と茂る木々、
ドロドロに溶けたマグマなど、自然物の美しさも必見。


あと、作品に全く関係のない感想なのだが、
ピーチ姫の顔が若い頃の松嶋菜々子に似ているような気がした。
周囲の同意をあまり得られなかったので、
私の感覚がズレしているだけもしれないが……。


●長すぎず短すぎの尺!
鑑賞し終わっての正直な感想は
「まだ一時間半しか経ってなかったのか……」だった。
つまり、それぐらいボリューム感と満足感があったという意味なので、
タイムパフォーマンス的にはかなり得した気分


個人的にはもう少し長くても良かったとは思うが、
この点に関しては子供の集中力を考慮したのだと思う


目まぐるしくシーンが切り替わっていくため、
退屈するということがないが、
映画館で2時間近くじっとしているのは、
人によってかなり厳しいと思うので、
本作においてはこのぐらいの尺がベスト。


●吹き替え版のキャスティング見事!

マリオ役の宮野真守とルイージ役の畠中祐
声自体もぴったりだったのだが、
それぞれの性格に合った絶妙な演技をしていた。
ほかの登場人物も大体合っており、
特に違和感は感じなかった。


私は吹き替え版を鑑賞したため字幕版との比較はできないが、
本作は展開が早くかなりスピード感があるため、
字幕を読むには難易度が高い作品だと思う。
初めて見るなら吹き替え版がオススメ。


Q&A


Q、全然ゲームをやったことないんだけど?
A、問題ない!
私は「ファミコン」「スーパーファミコン」「3DS」で発売された、
シリーズしかプレイしたことがない。
つまり、ストーリーの無い頃の昔の『マリオ』しか知らないわけだが、
特に内容がわからないということはなかった。

ただ、ファンサービスのような描写が散りばめられているようなので、
シリーズを知っているほうが楽しめるのは間違いない
結論としては本編を楽しむだけなら初見でOK!

Q、興味ないんだけど絶対見なきゃダメ?
A、必要ない!
映画に何を求めるかによるが、
観ておかなきゃ後悔するという作品ではないと思う。
私個人の意見としても「超レベルの高い娯楽映画」あり、
スーパーマリオシリーズの「ハイクオリティなプロモーションビデオ」

日本の興行収入トップ20(※2023年9月現在)に入るぐらいなので、
名作であるのは疑いようがないし、見て損をするということは無いと思う。

ただ、内容に関して議論したり語り合うようなものではなく、
見ている最中はすごくワクワクして、
見たあとに「面白かった~!」となって終わるタイプ
の作品。
つまり、この映画自体が一種のアトラクションみたいなものと、
とらえていただくのが良いかもしれない。

年に1~2本しか映画を見ない方であったり、
初めて映画を見る子供にオススメ。
楽しい時間を共有したい相手と一緒に鑑賞しよう。

あと、捕捉として言うならば、
本作は「エンターテイメントの最適解」を提示しているので、
「エンタメ業界」に身を置いている方であれば、
一度は見ておいたほうが良いとは思う。

何も知らないお客様が映画を見た時に、
どのようにすれば自然に楽しませることができるか?
についての考えを巡らせている。
エンタメにとって大切な、仕掛けや工夫を学べるはずだ。

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