【劇場アニメ】『劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』レビュー ※ネタバレあり

劇場アニメ

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

原作に忠実でありながら、追加描写で骨太にした見事な劇場アニメ!

2025年7月22日(火)現在の情報では、公開初日である7月18日(金)から4日間で、なんと観客動員数516万4348人(興行収入73億1584万6800円)を突破した。私も晴れてその中の1人になったというワケで、感想を述べていきたいと思う。

序盤はネタバレ無しでよかったところを中心に、途中からは今後の展開やネタバレに触れつつ、人によっては不満を持つであろう部分について語っていく。


まず、前提として私は原作をすべて読み終えている。その上での感想だが大満足のデキ!

とにかく映像が素晴らしく、眺めているだけで息を飲んでしまうシーンばかり。特に今回の舞台となっている無限城の作り込みがヤバイ! 果てしなく広がる無限城には、絶望感と共に美しさを感じてしまったほど。

戦闘シーンでは迫力あるエフェクトでスピード感や臨場感をビシバシ感じるし、今まで映像化されていなかった呼吸や技が見られたので、かなりテンションが上がった。

また、主要メンバー以外の脇役の描写が足されたことが大きい。『柱稽古編』で共に汗を流した仲間たちや後方支援部隊の「隠(カクシ)」「産屋敷家の子供たち」の描写が盛られていたので、鬼殺隊全体で力を合わせながら無限城を攻略していく様子がより感じられる。


原作に忠実でありながら追加要素を入れてくれたので、原作を読んだ時に期待していた映像化をバッチリ見せてくれた感覚だ。

個人的にほぼ不満点はなく、見事な完成度だったと言っていい。まあ、年齢的にトイレが近くなってしまっているので、できれば少しだけも短くしてもらえれば助かるというのと、早く第二章をやってもらいたい! という要望があるぐらいだろうか?

さて、次の項目からは本編のネタバレを多少含むので、ご注意いただければと思う。

今回の劇場版『第一章 猗窩座再来』の範囲は? 原作のどのあたりまで?

16巻の140話「決戦の火蓋を切る」~18巻の157話「舞い戻る魂」の途中まで。つまり、単行本2巻分といったところだ。

今回の劇場版で描かれた、主要キャラの戦いは以下の通り。


「胡蝶 しのぶ(こちょう しのぶ)」VS「童磨(どうま)」
「我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)」VS「獪岳(かいがく)」
「竈門 炭治郎(かまど たんじろう)」「冨岡 義勇(とみおか ぎゆう」VS「猗窩座(あかざ)」


なお、童磨については「栗花落 カナヲ(つゆり かなお)」が到着して、軽くやり合ったところで終了。というわけで第二章は童磨戦の続きから始まるのだと思うが、原作の最終巻は「23巻」。あと、5巻分以上エピソードが残されていることになるが、あと2作で最後まで描き切れるのかは少々不安になった。

次の項目は『第二章』の範囲予想をしたいと思うので、原作未読の方はご注意いただければと思う。

『第ニ章』の範囲を大予想!? 原作のどこまで描かれる?

結論から言えば21巻の第180話「恢復(かいふく)」「鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)」が復活して、絶望的な雰囲気で第二章は幕を閉じるのだと思う。

第一章と同様の単行本2巻分の進み具合では、まだ「黒死牟(こくしぼう)」との決着がついていない。かといって、黒死牟戦が終わる21巻の179話では、次回への引きがやや弱い気がする。

ただ、進行ペースを考えると第184話の「戦線離脱」、無限城が地上へ飛び出すところまで入れるという可能性もある。そこまで入れたとしても22~23巻と丸々2巻分はエピソードが残っているので『第三章』の尺としては十分ではないだろうか?

『第一章 猗窩座再来』の不満点!? 原作既読勢のほうが楽しめる?

最初に申し上げた通り、本作について私個人としては一切不満点はない。しかし、低評価の意見がチラホラあることも把握しているし、その内容は一理アリと感じるものも多い。

例えば「戦闘→回想→戦闘→回想」の繰り返しばかりという感想。戦いの最中にイチイチ回想を挟むので話のテンポは悪くなるし、誰の戦いでも基本は同じ構造なので「またか!、ワンパターン!」と感じた方がいても不思議ではない。

あとは唐突なギャグ描写。最終決戦の場でなぜ笑いを入れるのか理解できない、戸惑ったという意見もあった。ほかにはキャラクターの視点がコロコロ変わっていくため、取っ散らかった印象を受けたなど。


ざっとレビューを眺めただけでも、これぐらいはあったと思う。

これらの点について私が気にならなかった理由は、原作通りだったからにほかならない。つまり想定の範囲内だったので、減点対象にならなかったという感じ。

私自身が原作の内容をすべて知っていることもあって、このエピソードはどう描かれるのだろう? というように、最初からストーリー展開よりも戦闘シーンの演出など、ほかの部分を期待して観に行っていたフシがある。

ほかにも「あのセリフを声優さんはどう演じてくれるのか?」など、完全初見とはかけ離れた楽しみ方をしていたのも事実。

それらが最高のクオリティだったので大満足という結論だが、言い方を変えれば「原作既読勢」だったからこそ楽しめたという可能性がある。


もちろん初見でも文句ナシに楽しめた方もいるだろうし、逆に原作既読でも微妙だったという方もいるだろうが、アニメのみか原作も読んでいるかで、鑑賞のスタンスはかなり変わってくるハズ。

さまざまな意見が出てくるのは当然なので、原作通りの展開だから批判をすべきではないというも酷な話だろう。

原作に忠実であるのなら、第二章、第三章も「戦闘→回想ループ」の構造は健在だと思うので、今回微妙だと感じた方は参考にしていただければと思う。

ただ、推しキャラが活躍しそうなら、やはり劇場で見たほうが気分が上がるのは間違いない! やはりデカいスクリーンの満足度は圧倒的なのだ。


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