
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
ざっくり感想!
表紙は桐山&二海堂の心友コンビ。
幼き日の姿でステキな笑顔を見せてくれる。
表紙と内容を連動させる『3月のライオン』だけあり、
今回は2人の絆について深掘りされる。
全体的に棋士側のストーリーが多めで、
桐山零のプライベートが安定しているせいか
主人公の内面描写は控えめ。
その代わり彼に対して二階堂や島田が
どんな印象を抱いているか?
という部分をていねいに描いていた。
後半では島田家での研究会や、
兄者が自問自答するシーンがあるため、
島田開の出番はいつもより多め。
最後の桐山零に対する島田のセリフは
日常の面倒見の良さに潜ませる、
彼の勝負師としての一面を垣間見た瞬間だった。
川本3姉妹に関しては、
あかりおねいちゃんのエピソードがあるのみで、
ひなちゃん、モモちゃんには、
ほとんど触れられていなかった。
久しぶりの単行本で非常に楽しめたが、
ラブコメ好きとしては、零×ひなたのシーンを、
もう少し見たいところではあった。
あと、シリーズの序盤に比べると、
将棋の描写がやや玄人寄りになっている
気がするのは気のせいだろうか?
無論とっつきやすく見える工夫はしているが、
かろうじて駒の動かし方を知っている程度の
知識レベルである私にとっては、
少々、ついていけない箇所があった。
そのあたりも含めて、
アニメだと見やすく整理してくれそうな
期待をしているのだが、
続編の制作予定はないのだろうか?
キャストも良かったので、
是非とも続きを作ってほしいものだ。
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