【マンガ】『葬送のフリーレン』「第141話平和の象徴」レビュー！

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エルフはケーキが大好物なのか？
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エルフはケーキが大好物なのか？

久しぶりの連載再開というわけで、前回までのあらすじを軽く振り返る。

大陸魔法協会の創始者である「ゼーリエ」の暗殺計画が企てられていることが判明!?　決行の場は、帝都で行なわれる建国際とのこと。それを防ぐために「ゼンゼ」を中心とした護衛チームが結成され、「フリーレン」一行もそのメンバーに加わることになる。

幼なじみの戦士「ゴリラ」の手がかりを求めて、帝都にやって来ていた「ザイン」とも合流し、護衛達とゼーリエがドレスアップをして舞踏会に向かうところまで描かれた。

緊張感を持ってその場に臨む面々とは異なり、ケーキをほおばるエルフ２人。フリーレンが大食いで甘い物好きな描写は今までにもあったが、ゼーリエも同様らしい。どーでもいいが、摂取したカロリーが脂肪にならない燃費の悪いカラダである。うらやましい限りだ。

ゼンゼのにもてなされるゼーリエも微笑ましいが、口の周りにクリームをつけてさりげなく「フェルン」にぬぐわれるフリーレンがカワイイ。

作戦の基本方針しては敵の出方を見ること。魔法協会側はゼーリエを狙っているであろう「影なる戦士」たちの人相書きを入手しているので、動きがあればすぐに対処可能という理由からだ。

顔を知っているのなら「先手を打てるのでは？」とか、物騒なコトを言い出すフェルン。発想が好戦的すぎる！　さすがはゼーリエが見込んだ女だ。

ただ、観測役の黒髪メガネ「ファルシュ」によると、敵は舞踏会の会場であるホールにいるらしい。ここで騒ぎを起こせば警備にあたっている「魔導特務隊」と表立って敵対することになるので、得策とは言えない。ケーキでも食ってたほうがマシという理屈だ。

油断しているように見せるために「シュタルク」を踊りに誘うフェルン。例によって、マンガでは１～２コマだけのシーンだが、アニメだったら盛って描写されることだろう！　……ところでアニメなら３期までやったら見られるのか？　それとも４期まで待たないとダメだろうか？

場面は変わり魔導特務隊側の状況も描かれた。隊長の「フラーゼ」へ副隊長の「カノーネ」が「影なる戦士」の調査報告を行なう。組織解体のタイミングで公的記録は、すべて紛失しているという結論で、結局は何もわからないことがわかったという感じ。

大陸魔法協会（ゼーリエ）とは異なり、魔導特務隊（フラーゼ）は「影なる戦士」の存在をうっすらと把握しているだけで、詳細はつかみ切れていないわけだ。

「影なる戦士」の情報は、帝国領に内偵に入っている一級魔法使いの「リネアール」からもたらされたもの。彼女は魔導特務隊で身分を隠していると個人的に予想していたが、ゼーリエの護衛を最優先にするならば、特務隊と戦士たちを同士討ちさせたほうが効率的にも思える。何らかの目的のために、あえてフラーゼの耳に入れないようにしているということだろうか？

その「影なる戦士」達もホールでくつろいでいた。どの勢力もホールでは様子見をして、実力行使は水面下で行なう算段なのだ。

新たに判明した事実としては、露天商の「ガゼレ」、酒屋の看板娘「イーリス」、図書館の司書「ルティーネ」の３人は幼い頃に、戦場で神父の「クレマティス」に救われ、それがきっかけで「影なる戦士」に加入したらしい。

若く見える３名の年齢が判明していないので何とも言えないが、彼らは「影なる戦士」が組織として解体された16年前以降にスカウトされた可能性が高い。生まれた時から組織に属していたというよりは、助けられた恩や義理で入っているパターンが多いのかもしれない。

会場の外で異変を感じ取ったイーリスがルティーネをともなって様子を見に行くが、そこ向かっていたのは、メガネくんこと「ラント」と大体なんでも切る女「ユーベル」。

はたしてラントは、ユーベルの手綱を見つけて乗りこなすことができるのか？　というところで終了。段取りを考慮してくれなさそうなユーベルだけに、何をしでかすのかハラハラしてしまうが、次回はバトルが見れそうでワクワクもする。

ちなみに今回のお気に入りの１コマは、首切りジェスチャーのゼンゼ！　うなじ全開でセクシーさ満点からのギャップが素晴らしかった！