
©yuin,mini/Surgeon Elise Project
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『第3話 聖女』&『第4話 颯然』感想
エリーゼがリンデン皇太子との
婚約破棄をするための出された条件は、
半年以内に医師の資格を得ること。
というわけで、彼女は正体を隠して
見習いとしてテレサ病院で働き始める。
エリーゼの面倒を見ることになったグレアム医師は
自ら音を上げさせるために、
彼女を過酷な病棟の担当にしてしまう。
ところはエリーゼは前世の天才外科医の腕を披露。
初日からメスを持ち執刀を行なうのだった!
前回のレビューで予想した通り、
基本の流れとしては高本 葵(たかもと あおい)の時に身につけた、
知識や技術を駆使した医療無双といった感じ。
エリーゼは美人で腕も確かという設定なので、
周囲の人間たちにすぐに認められる上にモテまくる。
一見、主人公を持ち上げるタイプの構造に見えるが、
彼女の目的が純粋に「人を救いたい」というもので、
男性たちの好意に気づいてなさそうな性格をしているため、
嫌味に感じずむしろ好印象に感じる。
第4話で内容的に気になった点としては、
リンデン皇太子の体調について。
彼は明らかにどこかに疾患を持っている描写がされていたので、
今後エリーゼが治療を行なうという流れになると予想するが、
転生前の時間軸ではこの症状は発症しなかったのだろうか?
皇帝の病名を「糖尿病」と特定したことで、
彼の寿命が延びることは間違いないため、
以前の時間軸との変化を感じさせる出来事だった。
しかし、リンデン皇太子の病気については、エリーゼの記憶に無い様子。
元々、患っていたのに彼女が気づいていなかったのか、
それとも今回のルートでのみ発症してしまったのかは気になるところだ。
正直、色々とツッコミたい部分がないわけではないが、
明確な目的を持った主人公が次から次へと患者を救う、
という展開はテンポが良いため、なかなか見やすい。
さて、感想や評価とは全く関係ないが、
友人と食事をしている際、本作の話になり、
彼いわくオープニング主題歌「believer」のことを、
「昔の林原めぐみが歌っていそうな曲」と言っていた。
正直、最初はピンと来ていなかったが、
何度か曲を聞いているうちに納得するようになった。
ちなみにこの曲の歌手は、エリーゼ役の石川由依が担当している。
主題歌を主人公役の声優が歌うというパターンは、
林原めぐみも過去数多くこなしていた記憶がある。
私は音楽に関して詳しくないので上手く説明できないが、
なんというかメロディーというか雰囲気が
たしかに似通っている気がする。
ただ、これに関しても友人の言葉がなければ考えもしなかったと思うので、
無意識の内に他人の意見に寄ってしまったという可能性もある。
まとまりのない話で大変申し訳ないが、
ほかにこう感じた方がいるかもしれないので、
念のためここに記しておくことにした。
コメント