
©雨川透子・オーバーラップ/ループ7回目製作委員会
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『episode.5 もうひとつの商い』&『episode.6 世界にたったひとりの』感想
アルノルトの弟であるテオドール。
第5話~第6話では、主に彼の兄に対する想いが描かれた。
テオドールについては当初、
かなりクセのある人物として登場したが、
実は兄想いの人格者であることが判明。
武術に関してはからっきしのようだが、
貧民街への支援を行なっていたし、
リーシェを利用したアルノルトへの嫌がらせも、
結論から言えば兄のためだった。
リーシェの尽力もあり兄弟が和解をはたしたので、
ハッピーエンドと言いたいところだが、
ぶっちゃけた話ここまでこじれる話か?と感じてしまった部分。
兄弟2人揃ってコミュ障か!?
特にアルノルト。彼には色々と事情がありそうなので
仕方ない部分があるのかもしれないが、
妙にシリアスな顔しつつも、肝心なところをボカシて話すので、
何を考えているのかイマイチ伝わってこない。
今のところ重度の中二病をわずらった
お兄ちゃんに見えてしまうぞ!
そしてリーシェの唇を強引に奪うというシーンも描かれた。
またしても「指一本触れない約束」を破ってしまったので、
ほしい物を考えておけと彼女に言っていたが、
一応、約束なんだからそういうもんでもないだろう?
逆に言えばコイツの理屈に合わせると、
ほしい物を上げたら約束は破ってもいいことになってしまう。
金持ちイケメンだからこそ許される手段だろう。
最後に主人公のリーシェについて。
あいかわらずの大活躍ぶりで、
アリア商会のケイン・タリーとも正式に取引を成立させたし、
コミュ障兄弟の和解に一役買っていた。
彼女に関しては知識と経験だけでなく、
察しが良すぎる上に器もデカイという完璧っぷりなので、
本作においては女神のような存在になってしまっている。
ただ、彼女が常にベストをつくそうとしているのが伝わってくるため、
好意的に見られる主人公であるのは間違いない。
あと、アルノルトとのキスのリアクションを見る限り、
過去6度の人生において恋愛経験値は積んでこなかったように感じる。
すべてを見通すようなリーシェも、
恋愛的なアプローチには動揺してしまうようなので、
アルノルトにはガンガン攻めていってもらいたいと思う。
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