
第1話「好きな人はうちなーぐち」感想
高校進学のタイミングで
東京から沖縄に引っ越してきた主人公が、
その土地独自の食べ物や習慣などに、
初めて触れる様子をコミカルに描いた物語。
沖縄のあるあるネタも興味深いが、
同時にラブコメ展開がある点もポイント!
主人公の「中村 照秋(なかむら てるあき)通称:てーるー」は、
彼は同じクラスの「喜屋武 飛夏(きゃん ひな)通称:ひーなー」に、
淡い恋心を抱いている。
しかし、彼女の話す
「うちなーぐち(沖縄方言)」が強烈過ぎて、
何を言っているのかわからない!?
それを「比嘉 夏菜(ひが かな)通称:かーなー」が、
ことあるごとに通訳をしてくれて、
なんとかコミュニケーションを取っているという状況だ。
実は夏菜は照秋に話し掛ける口実が欲しくて、
その役目を買って出ているという、いじらしい面がある。
彼女は照秋の気持ちを知る由もないが、
結果的に自分の好きな相手の恋路を、
サポートしてしまっているという構図なのだ。
天真爛漫な飛夏に対して、
一見クールに見えるが乙女な夏菜。
タイプの異なる2人はどちらも魅力的なので、
三角関係の行く末も見逃せないところ!
感想について
原作は一話完結型のストーリーで、
1話がそれほど長くないのが特徴。
アニメの1話あたりに
原作の短いエピソード数話分をつめこんでいたが、
テンポよく進むため非常に見やすかった。
原作もそこそこ読んでいたが、
方言に音声がつくとかなりの威力になるため、
会話シーンの可愛さは増していたと思う。
ただ、方言については詳しくないので、
再現性の高さについては謎な部分。
ちなみに主人公の照秋は、
慣れない沖縄の文化に戸惑いつつも、
基本的に素直に受け入れるスタンス。
沖縄サイドの面々も彼を温かく迎え入れてくれるので、
全体的に明るくのんびりとした雰囲気がただよっている。
原作者の方の沖縄に対する「愛」が伝わってくる作品。
気楽に見られる内容なので、
ハードな作品の箸休めにもオススメだ!
本作シリーズレビュー
▼沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる – 空えぐみ | くらげバンチ
https://kuragebunch.com/episode/10834108156739758650
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