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©三香見サカ・講談社/「薫る花は凛と咲く」製作委員会
第13話「薫子と凛太郎」まで視聴済み感想
まず、サブタイトルに注目! 第1話は『凛太郎と薫子』で最終話と対比になっている。主人公の「紬 凛太郎(つむぎ りんたろう)」がヒロインの「和栗 薫子(わぐり かおるこ)」と出会い、彼女を意識するまでの過程を描いていた話。サブタイトルが対比になっている通り、最終話ではその時のエピソードが薫子視点で語られることになるのだ。
1クール視聴した上での感想について。結論から申し上げると大満足の映像化! 全編通して作画は安定していたと思う。登場人物はもちろん背景もキレイで、世界観にどっぷりつかることができた。
キャラクターの心情もていねいに描いているのがポイント。主役2人の恋愛物語を主軸にしながらも、彼らを取り巻く脇役にもきちんとスポットを当てているので、人間関係に奥行きを感じるのだ。

個人的に泣きそうになったのは、凛太郎の母である「杏子(きょうこ)」が息子の成長にウルッと来たシーン。親目線のエピソードに感情移入してしまうとは、自分も年を取ったものだとしみじみ感じたところ。
ちなみにキャラクターとして一番好きなのは「保科 昴(ほしな すばる)」。幼なじみの薫子を思うあまり、最初は凛太郎をはじめ千鳥高校の面々に敵対心を隠すこともなかったが、最終話ではみんなと一緒に海に遊びに行くまでになる。
薫子は性格も優しくカワイイので魅力的なのは間違いないが、最初から最後まで一貫しているため、もはや聖人枠! 心情的な変化という意味では、昴のほうが振れ幅が大きいので、気になってしまったという感じである。

一方、主人公の凛太郎については変化のスピードがかなりゆるやか。徐々に成長していく様子をていねいに描いているとも言えるが、もどかしくもある。序盤から薫子に対する想いを自覚していながらも思い悩むシーンが多く、人によってはウジウジしたキャラクターに見えてしまうかもしれない。
なお、アニメの範囲でもそれなりにカッコイイ場面はあったが、実は凛太郎が本格的にイイ男になっていくのはココから。最終話で晴れて恋人同士になった2人だが、見せ場はまだまだたくさんあるので、ぜひ原作もチェックしてほしい!





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