
©空えぐみ・新潮社/「沖ツラ」製作委員会
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
第2話「ビーチパーティで親睦会!?」感想
今回はビーチーパーティーのエピソードのほかに、
主要人物の初対面の話が描かれた。
なお、沖縄の人にとって
海が特別ではないのは結構聞く話。
静岡県民が富士山をありがたがらない現象と、
似ているかもしれない。
「比嘉 夏菜(ひが かな)」が、
「中村 照秋(なかむら てるあき)」にホレたのは、
彼女の帽子が海に飛ばされてしまったのを、
取りにいってもらったから。
結局、帽子は濡れてしまったので、
あまり意味はなさそうだが、
自分と同じく泳げない照秋が、
身体を張ってくれたことに心を動かされた様子。
そして照秋が「喜屋武 飛夏(きゃん ひな)」にホレたのは、
クラスで一番最初に声を掛けてくれたから。
高校入学というタイミングとはいえ、
沖縄の場合は地元民の割合が高いため、
周りはすでにグループができあがっている状態。
一方、引っ越して来たばかりの照秋は
知り合いがいないため孤立しかかっており、
1人で心細かった時に陽キャの飛夏に救われたのである。
ただ、その相手はゴリゴリの
「うちなーぐち(沖縄方言)」の使い手なので、
コミュニケーションが困難!?
今度は照秋に話し掛ける
タイミングを見計らっていた夏菜が、
通訳を買って出たというわけだ。
夏菜と照秋の好意のきっかけは、
そこそこ納得できるものだったという印象。
キャラクターとしては今のところ、
かーなーねーねーが可愛すぎる!
恋する乙女として魅力的に描かれているのもあるが、
心情を描いている点が大きい。
逆に飛夏のほうはイイ子なのは間違いないが、
裏表が無い性格のせいか、あまり心情が描かれていない。
照秋への想いが語られる分、
どうしても夏菜を応援したくなってしまう。
今後、飛夏の内面がピックアップされることはあるのか?
なお内容自体も楽しめているが、主題歌もかなり気に入っている。
▼TVアニメ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」ノンクレジットOP | HY「大大大好き」
オープニングだけでなく、
エンディングも凝っており、
前回と今回で違う曲が流れていた。
第1話は『島人ぬ宝(しまんちゅぬたから)』(BEGIN)で、
第2話は『あなたに』(MONGOL800)だが、
どちらも「ひーなー」と「かーなー」がカバーしていた。
どの曲のアーティストも「沖縄出身」
というところにポリシーを感じたが、
毎回エンディング曲は異なるのだろうか?
だとしたら声優さんは大忙しである。
アニメ版のバージョンもイイが原曲もかなりオススメなので、
機会があったら聞いてみてほしい!
本作シリーズレビュー
▼沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる – 空えぐみ | くらげバンチ
https://kuragebunch.com/episode/10834108156739758650
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