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ドワーフよりも怖い人間ってなんやねん!
今回は「ヴァルロス」の入用シーン――ではなく、雪解け水で満たされた秘密の経路を彼が泳いできたところから始まる。戦士ゴリラこと「クライス」もドン引きする頑丈さだ。
ヴァルロスはかつては人類最強の戦士と呼ばれたドワーフだったが、彼の偉業をたたえる像も肖像画もずっと昔に失われてしまったらしい。冒険者に憧れるきっかけが偉人の像だったクライスからすれば、心中複雑なのかもしれない。
たき火を起こすクライスだったが、身体を温めるまでもなく、先を急ぐために漆黒の鎧を装着するするヴァルロス。武器まで真っ黒なので、2人そろって黒ずくめの完成だ。少々、厨二病に寄ったセンス! 嫌いではないが本人たちの趣味だろうか? 「影なる戦士」という名称から「レーヴェ」の指示だったりしたら面白い。
自身のことを「普通」と評価するヴァルロスだが、それは古い友の口癖だと言う。その人物とは「アイゼン」。ご存じ「ヒンメル」率いる勇者パーティーで前衛を張っていたドワーフの戦士である。
かつてのヴァルロスは、自分が人類最強の戦士だと疑っていなかった。だが、アイゼンから、戦士としての誇りや死をも恐れぬ勇敢さが、致命的な隙へつながることを教えられたとのこと。アイゼンの「臆病さ」のおかげで、今まで生き永らえることができたというわけだ。
なお、ヴァルロスの回想である魔族と戦っていたが、コイツは過去編でアイゼンが相手をしていた「血塗られし軍神リヴァーレ」。やたらとガタイのイイ、武闘派の大魔族である。アイゼンと対峙した時に、俺の拳を止められるのは奴に出会ったのは一世紀ぶりと言っていたが、ひょっとしたらヴァルロスのことを指していたのだろうか?
クライスとしては、そんなヴァルロスが戦士として誇り高い死に場所を求めているように見えるらしい。この2人は知り合って8年。ドワーフやエルフなどの長命種からすれば短いつき合いだろうが、人間目線で言えば人物を理解するには十分な時間である。実際にその言葉を否定するわけでもないので、当たらずとも遠からずなのだろう。
ヴァルロスは自分に死を与えられるのはアイゼンのみと考えていたが、レーヴェに会ったことでその考えを改めた。彼に対して恐怖を抱いてしまったのだ。そして自身よりもはるかに強いはずの人物が「自分は捨て駒になる覚悟がある」と言ったことで、自分たちが何を相手にしようとしているのかを考えてしまったらしい。
興味深いのはヴァルロスがレーヴェを「怖かった」と表現したこと。コレはアイゼンが幼少期の「シュタルク」を評したことを同じ言葉。状況が異なるので一概には言えないだろうが、シュタルクにはレーヴェと互角にやり合える素質があるのかもしれない。
そんな会話を柱の影で盗み聞きする、黒髪オールバック眼鏡の「ファルシュ」。指揮官の名前がレーヴェであるという情報をゲットできたが、記憶によると彼は南側諸国の工作活動で戦果を上げた外様らしい。気になるのは南側諸国出身であること。前回「ゼーリエ」から「未来視」は、南側諸国の戦乱で滅びた一族に継承されていた魔法だと明かされていた。レーヴェが未来視を使えるのであれば、その生き残りという可能性が高い。
ファルシュは「フリーレン」たちと合流しようと考えを巡らせるが、ヴァルロスに気づかれてしまい右手を切断されてしまうのだった!
アッサリ殺されてしまう展開も覚悟していたが、ヴァルロスは無駄な殺生を好まない性格らしく、対応次第では生き残れるかもしれない。てゆーか「大陸魔法協会」サイドの旗色が悪すぎて心配になる。
一応、ファルシュは接近戦に強い魔法使いだったハズだが、大した見せ場もないまま退場してしまうのだろうか? 特権で得た魔法を披露する場面はほしいところだ。
前回、人類同士のもめている場合ではないと書いたが、この状況は魔族の計画によって引き起こされたという説はどうだろうか? 過去編で登場した「終極の聖女トート」は、この星になんらかの「呪い」を施していた。80年前の時点で三割だが、あと100年もすれば覆いつくすと言っていたので、その効果によるものというパターンだ。
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