【アニメ】『ホテル・インヒューマンズ』第12話まで視聴済みレビュー

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©田島青/小学館/ホテル・インヒューマンズ製作委員会

第12話「アナザー・スカイ3」まで視聴済み感想

第1話視聴のタイミングで完全初見の感想を述べているが、基本的にはその時に想定した通りの内容だった。舞台は殺し屋専門のホテル「ホテル・イン・ヒューマンズ」。コンシェルジュの「星 生朗(ほし いくろう)」「灰咲 沙羅(はいざき さら)」の2人を中心にしつつ、客として訪れた人物の背景を描く群像劇である。

まず意外だったのは、アニメ版が1クール(12話)で最終回を迎えなかったこと。連続2クールで放送するのかもしれないが、原作は完結しているとはいえ「12巻」もあるので、最後まで映像化するのは厳しそう。キリのイイところまで描くのか、エピソードをいくつか省いて、強引に原作の最後までやるのかは不明だ。


よかった点は「世界観」「設定」。毎回さまざまなタイプの殺し屋がやって来て、テイストの異なる依頼をしていくという流れだが、それが大体1話完結型で描かれるため見やすかった。あと、素人臭さと甘さの残る生朗と、そんな彼を支える意味不明なレベルで強い沙羅のバディ感も好みだった。

気になった点は「主役の薄さ」「演出」。主役の2人の掘り下げが浅く、感情移入できなかった。一応、各エピソードを通じて2人の人間性が徐々に明らかになっていくし、生朗がホテルで働くようになった経緯を匂わせていたりはするが、ハッキリとは描かれないため共感するまでに至れなかった。

とはいえ、彼らの過去は物語のキモになる部分。1クールだけでは魅力を伝え切れないという可能性もある。


次に演出について。感覚的な問題も含んでしまうので具体的に説明しづらいが、作中に流れるBGMが合っていないと感じる箇所があったり、間(ま)テンポが悪く見えてしまったりする場面がいくつかあった。ほかには2話以上に渡るエピソードでは、前回の振り返りが冒頭に入るわけだが、それがクドく感じたとコトもしばしば。

それほど気にならないという方もいるハズなので、たぶん私の好みには合わなかっただけだと思う。


結論としてアニメ版のみだと、残念ながら微妙なデキという感想に落ち着いた。ただ、生朗の背景はかなり気になってしまったので、試しに原作のほうを読んでみることにした。個人的な感想だが、原作マンガのほうが圧倒的にクオリティが高い! 少なくとも私には合っていた。

キャストは合っていたし、色がついたことで見やすくなった部分があるため、アニメ化自体はやってよかったと思う。しかし、ここぞというタイミングで挿入されるカラーページや、余韻を残すような間(ま)の取り方は原作のほうが秀逸! マンガならではの演出で、心を動かされる場面がいくつもあった。

アプリ版の「サンデーうぇぶり」では「初回のみ無料」という条件つきだが、最終話まで閲覧可能だったハズ。興味を持った方は、是非一度お試しいただければと思う。


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