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©九頭七尾/アース・スター エンターテイメント/無職の英雄製作委員会
第1話「無職宣告」~第4話「地下ダンジョン」感想
原作は「なろう」系小説だが、未読なので完全初見。
10歳になると女神からの祝福として「職業」を与えられるという世界の物語。主人公の「アレル」は、優秀な職業持ちの両親の元に生まれながら「無職」であることが判明する。特別な能力を授からなかったが、彼は努力によってそれを克服していくのだった。
いわゆる恵まれない主人公が、努力によって成りあがるという物語。この世界では「無職」の人間は珍しいらしく、周囲の人間から認めらなかったりバカにされることもあるが、アレルはそういったことに意に介さない冷静な性格をしている。また、彼が「無職」と判明したあとでも家族との関係が良好なので、主人公がみじめな想いを抱きにくく、視聴に際してヘイトやストレスは感じづらい構成になっていた。
個人的に見やすくはあったが、人によっては中途半端に感じてしまいそうとも言える。

具体的に言うと、気持ちの面でマイナスに振れることがあまりないため、アレルが実力を発揮して敵を倒したりしても、反動が少なくカタルシスが感じづらいのではないか? という意味。
第3話にして彼の力が大勢の前で披露されてしまったので、「無職」なのに実は強いという意外性が、あっさり認知されてしまったのも大きい。
さらにアレルは達人である母に鍛えられたという描写はあるものの、職業専用のスキルはドンドン習得していくし、戦いについてはほぼ全勝。「無職」のデメリットが見えづらく、コイツはコイツでチートキャラなのでは? と思った次第である。

あとはアレルの性格も気になる。ネガティブな感情ばかり見せられてもうんざりするが、達観しすぎている淡々とした主人公というのも感情移入がしづらい印象。あまりに子供らしくないので、現代からの転生者なのかと思っていたがそんなことはなく、純粋にファンタジー世界に生を受けた存在らしい。ただ、メインヒロインだと思われる「ライナ」一筋っぽいのは結構好きなところだった。
今のところ主人公の目的が「強くなる」ことだけで、物語の軸となる大きなエピソードは存在しない。アレルが強くなっていく様子をただ眺めるだけになってしまっているので、どうしても視聴し続けたいというわけではないが、先述した通りストレスは感じづらいので時間に余裕がある内は見続けると思う。





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